オンライン授業や自粛生活と心の問題

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オンライン授業や自粛生活と心の問題

子供だけではない大人も含めた新生活様式への対応

夜になかなか寝付けない・朝起きられない・体がだるい・立ちくらみやめまいがする。 朝起きると頭痛・吐き気がする・学校に行きたいのにいざ行こうと思うとなかなか行けない。 よくからないけどなんだか不安で仕方ない。といった身体に現れる症状以外にも、複雑なメンタル的不調を起立性調節障害の方は多く抱えています。


症状はさまざまですが、なかなかご自分の心身の状態をうまく伝えられず悩んでいるお子さんも多くいらっしゃいます。



不安で仕方ないのになかなかその辛い思いをうまく伝えれず、どうしたらいいのか分からない。 普段からそんな大変な思いをしているの所に、世の中はニューノーマル生活(新生活様式)に切り替わっていきます。


毎日の生活で精一杯なのに、オンライン授業や自粛生活を余儀なくされ心身は更に疲れていきます。


これは起立性調節障害で辛い症状を患っているお子さんだけでなく、それを見守る親御さんも一緒になって考えていくべき問題です。 厳しい自粛生活の先に、少しでも光を見出せるよう心の問題についてまとめていきます。


環境変化における自律神経の影響

まず一番に言えることは、お子さんたちを取り巻く環境があまりにも大きく変わってしまったこと。


新型コロナ感染拡大の影響もあり学校の休校や、体育祭・文化祭・修学旅行や楽しみにしていた催し物の中止が余儀なくされています。


部活動の中止、慣れない息苦しいマスク生活・慣れないオンラインでの授業・突発的な自粛生活などなど。 こういった環境や状況の変化は、身体にも心にも、大きなストレスになります。


自律神経はストレス(変化)にとても敏感に反応します。


元来、様々な変化に順応できるように自律神経は身体を保ってくれるものです。 しかし心身が成長段階の子供たちにとって、小さな変化がストレスとして少しずつでも積み重なることになっていくことは、大きな負担になってしまうのです。


中でも、特に増えているのが「在宅リモート・オンライン授業・外出自粛」といったステイホーム生活の増加による体調不良です。


原因と予防対策

在宅勤務やオンライン授業・外出が制限されると増えてしまうのが電子機器の使用です。 パソコンやタブレット・スマートフォンなどの電子機器は、目に見えない電磁波というものが出ています。


電磁波は何メートルもあるコンクリートの壁を突き抜けてしまうほどの威力があります。 成長過程である子供は大人よりもその影響を強く受けてしまいます。


電磁波を長時間身体に浴びると、身体自体の免疫や生命力(活力・元気)とともに回復力も低下します。 身体に様々な命令を出したり、感情や思考のコントロールをする脳にも悪影響を及ぼします。


その結果、脳の働きも上手く機能しなくなります。 間違った命令を出したり、体調不良の原因である自律神経を乱すことにもつながるのです。


長時間パソコンやタブレット・スマートフォンに向かうと姿勢も悪くなります。 姿勢の悪さは、肩こりや頭痛にも影響します。


その影響はマイナス思考やネガティヴ思考など、精神的にも影響をおよぼします。 単に姿勢の悪さと安易に考えず、注意が必要ということを理解しましょう。


対策としては、電子機器の長時間の使用は避けることが挙げられます。


休憩を挟みながら行なうこと。電子機器を使用するときの椅子や姿勢も大切です。 夕方から夜は使用しないといった工夫も考慮するようにしてください。


同じ時代を生きる理解者として

ここで、起立性調節障害だけでなく子を持つ親として心の問題と向き合う心構えについて考えてみましょう。


子どもたちは爽やかな汗をかきながら一心不乱にやれるはずだった部活動の中止や、「遊びにいけない・友達と会えない寂しさ・我慢我慢我慢の自粛生活の毎日」でどこにその有り余るエネルギーを発散したらいいのか分からない状態でいます。


溜まりに溜まったエネルギーはいったいどこに向けたらいいんだろうと、心のなかで悩みを溜め込んでいるはずです。


成長段階にある子は身体にかかるストレスもある中で、こうした心の面でのストレスも積み重なっている状態です。 限界をこえてしまうことで、「うまく寝付けない・朝起きられない・頭痛・腹痛・めまい・立ちくらみ」など自律神経の乱れによる起立性調節障害の症状が出てきてしまうのも無理はありません。


 

一方、親だって人間です。 そんな苦しい思いをしておられるお子さんのために、どんなことをしてあげたらいいのだろうと悩んでいていても当然です。


なんて言葉をかけてあげたらいいんだろう…。 と親御さんが思っていても、反抗期などコミュニケーションは上手く取れず難しい時期のお子さんもいっらっしゃいます。


ほっといてほしい。でも、ひとりぼっちは寂しい。 干渉されたくはないけど、ほっとかれるのは少し寂しい。


複雑な心の状況に、うまく今の自分の状況を説明できずに苦しんでいます。 言葉がうまく出てこなくて、涙が自然と出てきてしまってうまく話せなくなることもあるでしょう。


それでもいいから、ゆっくり、その心の声に、どうか耳を傾けてあげてください。 今は親であるアナタも、同じような時期があったことを思い出し気持ちに寄り添ってあげましょう。


わがままになってもいい。うまく話せなくてもいい。 すぐに元気になれなくてもいい。泣いてもいい。たくさん甘えていい。


身体と心のバランスが今はまだ取りにくいけれど、少しずつコツを掴んでいけば、うまくバランスが取れるようになっていきます。 特に新生活様式における環境の変化が開始された直後だからこそ、焦らず、ゆっくり行くことが重要です。


自分では思いもしなかったことがストレスとなって、身体が悪くなっていることに気づくことはとても大切です。


一つ一つのストレスを少しづつ減らして、心にも身体にも余裕を作ることで、症状は落ち着きを取り戻していきます。 気づくことで身体はうんと楽になることだってあります。


親子共々、長引く自粛で先のなかなか見えない生活が続います。 お子さんたちが光を見失わないよう、一人ではないということを伝えて下さい。


たくさんの人がサポートしてくれていることが分かれば、コロナだって起立性調節障害だって怖くありません。 焦らずに、諦めずに、進んでいきましょう。


専門家の助言やサポートが必要な場合は、起立性調節障害の原因である自律神経に詳しい「横浜アーク整体院」をおすすめします。高度な検査法と確かな技術でアナタと共に寄り添ってくれる日本でも珍しい取り組みをしている整体院です。

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