起立性調節障害の症状「乗り物酔い」について

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乗り物酔い

なぜ、起立性調節障害になると乗り物に酔いやすくなるのか?

起立性調節障害のお子さんは、車・電車・船・飛行機など乗り物に乗るとすぐに酔ってしまい悩んでいるのではないでしょうか。 その困った乗り物酔いの症状は自律神経の乱れが原因でおこります。


乗り物酔いの原因、自律神経とは

乗り物酔いは自律神経の乱れることが要因で起こっています。乗り物酔いは、医学的には動揺病・加速度病と呼ばれています。症状は3~4歳頃から現れ、小中学生でピークをむかえ、その後は減少し、20歳過ぎると一度落ち着いてくる傾向があります。


乗り物酔いの原因は、人間の平衡感覚の中核をなしている、耳の中にある三半規管にあります。三半規管の中のリンパ液が揺れたり、傾いたりすることで自分が今おかれている位置情報を確認して、状況を判断します。


乗り物の振動や加速、体の傾斜などの刺激は内耳にあるこの三半規管でとらえられます。するとこの情報が脳から眼球に伝えられて、眼球も頭の位置と協調して動くように指示されます。


情報のズレが乗り物酔いを引き起こす?

しかし実際は椅子に座っていて、目や耳から入ってくる情報と、身体(筋肉など)から入ってくる情報とにズレが生じます。簡単に言うと、目や耳からの情報は「動いている」と解釈し、身体からの情報は「止まっている」と解釈しています。


この平衡感覚情報のズレが乗り物酔いの原因となります。頭の位置と目から入る情報がズレて、脳が混乱して乗り物酔いが起こります。自分は動いていないのに、周りの風景は動いていく、自分は動いていないのに、上下左右に体が動く、そうすると、この情報のズレが感情をコントロールしている偏桃体に伝わって、不快として処理されます。


不快と処理された感情は、脳の判断によって、視床下部が反応し、自律神経が刺激され、さらに視床下部から下垂体に指令が出されます。そして不快なストレスに対抗するために、ストレスホルモンが分泌されます。


その結果、視床下部の反応とストレスホルモンの刺激によって、自律神経が異常に興奮し、血圧を上げたり下げたり、胃を不規則に動かしたり、乗り物酔いなどの身体の不調が出てくるのです。


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