腹式呼吸を正しく行ってリラックスする方法

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腹式呼吸でリラックス

腹式呼吸と胸式呼吸

起立性調節障害のお子さんの呼吸は、大半が浅く弱い呼吸です。呼吸は自律神経に大きく影響しています。浅く弱い呼吸のときに使われているのが胸式呼吸という呼吸法です。


胸式呼吸

胸式呼吸は人間が普段からしている呼吸法です。肺が横に膨らみ広がると同時に、胸や肩や首の筋肉を良く使います。特に酸素が不足していると酸素を取り込もうと活発に行われます。


胸式呼吸は交感神経を働かせているため、長時間続くと身体が緊張し血液の巡りが悪くなってしまいます。起立性調節障害の場合は交感神経が優位なことがほとんどなので、状態が悪化してしまう可能性があります。


腹式呼吸

この胸式呼吸と反対の働きをするのが「腹式呼吸」です。腹式呼吸をすると肺の下にある横隔膜が下がり、肺と横隔膜の間に空気が入り込みます。このとき肺呼吸のように肺が横に広がったりせず、他の筋肉を使わずに済みます。


肺呼吸とは逆に副交感神経が働き、身体をリラックスさせていきます。これを意識的に行うことで、起立性調節障害のお子さんの自律神経を整えることが出来るのです。


呼吸は吸うときに交感神経、吐くときに副交感神経が働くようになっているので、まず息を吐くことに重点を置きましょう。


誰でもできるカンタン「腹式呼吸法」

腹式呼吸には色々な方法があり、効果が出るまでの時間や実行するときの難しさが違います。ここでは、誰でも簡単に出来る、基本的な腹式呼吸の方法をご紹介させて頂きます。


最初は仰向けになりましょう。他の状態でも出来ますが、なるべく仰向けになって行うようにしてください。このときに身体の力を抜くようにしてください。それからまずは、肺に溜まっている空気を口から全て吐き出しましょう。


お腹がへこんでくる感覚になるまで続けます。その後鼻から思い切り空気を吸います。慌てずにゆっくり吸い込みましょう。そしてまた全ての空気吐き出します。吐き出す時もなるべく時間をかけて吐き出します。


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