「起立性調節障害」と診断されたお子様をもつ保護者の方へ

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保護者の方へ

「起立性調節障害」と診断されたお子様をもつ親御様へ

突然わが子が朝起きられなくなり学校に行けなくなった。しかし重病には見えない「朝寝坊」によってですから、親としては冷静でいられず、ついきつく当たってしまいます。


カーテンを開け放ち、布団をはぎ取り、なかば感情的に揺り動かし、大声を張り上げていませんか?やがて、あなたも疲れてきて、今度はいらだちを直接子供にぶつけるようになります。「怠けているんだ」「根性がない」「仮病」などの感情的な言葉の数々です。


では、そんな親の動揺を、子供たちはどう受け止めとめているでしょうか。起立性調節障害の子供たちには、怠けているつもりも、仮病を使っているつもりもありません。ただひたすら、目が覚めない、身体が動かないだけなのです。


ひとことと「起立性調節障害(OD)」といっても様々です

症状が悪化する前にできること

一つ例外として、心身症としての「起立性調節障害」があり、この場合は「行きたくない」という心理が「起きれない」の裏側に潜んでいることもありますが、起きようとしない、したたかな意図など子供たちにはないのです。なのに、そんな心のない言葉を親からぶつけられると、子供たちはひどく傷ついてしまいます。


「起立性調節障害」にかかる子供たちは繊細なタイプの子が多いので、言い返すよりも内に秘め、「親から信頼されていないダメな子だ」と自分を責めるようになります。親からは責められ、学校にも行けず、勉強はどんどん遅れていく。自己嫌悪と焦りばかりにとらえられます。やすらぎの場であるはずの家が、とても居心地の悪い場所になってしまいます。


そうなると、自分の部屋に逃げ込むしかありません。家族と口を聞こうとせず、ゲームやパソコンにばかり向かいます。これが続くと、こころを閉ざし気力がなくなり「うつ病」や「パニック障害」に移行していきます。


「起立性調節障害(OD)」を正しく理解してください

起立性調節障害(OD)の理解者が身近に必要

今、何が起きているのか、状況を正しく理解することが必要です。起立性調節障害は朝起きられず、学校に行きたくても行けない病気があるということを、よく知ってください。このサイトで起立性調節障害という病気について詳しく見て、理解してあげましょう。


また、コロナ渦におけるステイホームや外出自粛生活・在宅リモート勤務・オンライン授業などの影響で子供だけでなく社会全体が新生活様式によって心身に影響を及ぼしています。ニューノーマル生活に備える意味でも「オンライン授業や自粛生活と心の問題」のページを是非合わせてご確認ください。親子で理解を深めることで、起立性調節障害も環境変化も怖くなくなるはずです。

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