起立性調節障害の症状「失神(気を失う)」について

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失神する

失神(気を失う)のメカニズム

起立性調節障害のお子さんは、突然失神することがあります。外出中に気を失ったらどうしよう。と不安に感じている親御さんも多いのではないでしょうか。


失神の原因

自律神経とストレス

起立性調節障害と失神(気を失う)は、自律神経と深く関係しています。自律神経は、交感神経と副交感神経の2つの神経があり、この2つのバランスが大きく乱れてしまうことで様々な症状を引き起こしてしまいます。自律神経が乱れは、慢性的な強いストレスがおもな原因です。


自律神経は、失神とも深い関係があります。自律神経の状態が不安定だと、本来の状態よりもそのはたらきが過敏になってしまう可能性があるからです。通常は長時間立ったままの姿勢でいると、脈拍は上昇していきます。すると副交感神経がはたらいて、その脈拍が上がりすぎないようにおさえてくれます。その結果、脈拍が下がって落ち着いてきます。


しかし、副交感神経が優位のまま長い間ずっと立った状態でいると、こんどは血圧が下がり過ぎてしまって、脳に送り込まれるはずの血流の量が足りなくなってしまいます。その結果、脳が貧血を起こして、ひどい時には失神してしまうのです。


失神しやすい状況と前兆

失神を防ぐために知っておくべきこと

ちなみに失神しやすいのは、長時間立っている場合だけではありません。強い不安や痛みなどを感じた時も、高まりすぎた交感神経を鎮めるためにはたらいた副交感神経が逆に高まり過ぎて、過剰にはたらいてしまうこともあります。こんな時にも、失神してしまう可能性が高くなります。


失神が起こる前触れとしては、吐き気、めまい、気分が悪い、動悸がする、異様に汗が出る、といった症状がありますので起立性調節障害の方は注意しましょう。


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