起立性調節障害の症状「過眠症」について

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過眠症

なぜ起立性調節障害になると「過眠症」が起こるのか

過眠症とは、睡眠障害の一種で、「夜間に十分に睡眠時間をとっているはずなのに耐えられないほど強い眠気が生じ、昼間なのに起きているのが困難になる」症状です。過眠症は、食事中、会話中、仕事中、試験中など、眠ってはいけないときに何度も居眠りしたくなるような強い眠気に襲われるという特徴があります。


この眠気によって、集中力や持久力が損なわれるため、授業中に眠くなったりすることで学業に支障をきたすことも多くなります。過眠症はできる限り早期発見、早期治療をしたい病といえます。


過眠症の特徴

ここで簡単な「過眠症チェック」をしてみましょう

過眠症は、以下のような症状が特徴です。チェックして、ひとつでも当てはまる場合は注意してください。



過眠症と自律神経との関係

一概に悪者ともいえない「過眠症」

そもそもなぜ「過眠」という症状が出るのか、睡眠の仕組みから考えてみましょう。過眠症は、脳内の覚醒コントロール機能の異常が引き起こす症状です。


睡眠は、「睡眠を作り出す仕組み」と「覚醒を作り出す仕組み」が自律神経バランスを保つことで成立しています。ところが、その自律神経のバランスが崩れると、自律神経と深く関わりのある、脳のコントロールセンターに障害が起きます。脳の視床下部にある覚醒のコントロールセンターが命令を出すと「覚醒」状態になりますが、このコントロールセンターがきちんと機能しなくなると、脳内に覚醒命令が出ず眠気を感じるようになるのです。


日々の生活によるストレスなどが原因で、自律神経が乱れることで「睡眠の質」というものは悪くなります。過眠症は睡眠の質が下がることを「量」で補おうとすることで、起立性調節障害症状の悪化を防いでくれている状態といえます。


過眠症を改善させるには、根本の起立性調節障害症状の原因を特定し、自律神経を整える必要があります。自律神経を整えることで副交感神経が働き「睡眠の質」が良くなり、過眠症は改善されます。


過眠症でお困りの場合は、自律神経に詳しい起立性調節障害の専門家までご相談することをお勧めします。


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