「軽度」「中度」「重度」ごとの症状の変化について

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《重症度別》起立性調節障害の症状

症状の重さによって変わる起立性調節障害

風邪にしても怪我にしても病気にしても、それぞれ規模が違います。起立性調節障害についても同じで、症状の数・症状の重さ・治りの早さ・身体の硬さ・性格の変動などが重症になればなるほど変わってきます。これらの度合いを症状が軽い順から、軽度・中度・重度に分けて説明していきます。


軽度

初期の起立性調節障害の症状

発症してから初期の段階です。朝はたまに起きられないことがあるくらいで、学校にも何とか通えます。症状も比較的すぐに治まることが多く、起立性調節障害だとは思っていないことや、そもそも病気だと認識していることはほとんどないと思われます。


この時点で病院などに行く人は少なく、初期症状があっても見過ごしてしまうことが大半です。この段階のときが一番症状が治りやすい期間なので、このときに適切な治療を行えば、比較的にすぐに改善される可能性が高いです。


自主的な行動によっても改善が見込めます。


中度

中期の起立性調節障害の症状

起立性調節障害が発症して、そのまま何もしないでおくと症状が悪化し、中度の段階になります。朝に起きられることがほとんど無くなってしまい、学校に行くことが難しくなってしまいます。症状もなかなか治まらず、長時間悩まされる場合も多いです。


この辺りから異常があると認識する方々が増え、病院などに行き始めます。日によって症状の重さが違い、元気な時は遊べたりもしてしまうので、怠けているだけとも捉えられてしまうこともあります。自主的な行動だけでは治すのは難しく、投薬でも効果が見られないことが多く、起立性調節障害のお子さんが多くは中期の状態が多いです。


重度

重度の起立性調節障害の症状

この状態にまでなってしまうと、朝起きるどころか一日中起きられません。症状もかなり重いものが、朝から夜にかけてまで起きます。免疫力も完全に弱り切っているので、他の病気も併発してしまいます。


うつ病やパニック障害などの日常生活に大きく支障が出てしまう病気も発症し、改善させるのが非常に困難な状態になってしまいます。病院でも長期間の治療を必要とします。お子さんやあなたの努力で改善させるのは、ほぼ不可能と言って良いでしょう。


ここまで悪くなってしまったのなら、後は専門家に任せてその指示に従いましょう。そして絶対に無理をさせてはいけません。ちょっとした動きをするだけで、体調が悪化してしまうくらい体力が空っぽになっています。何かを強制させるようなことは極力しないようにしましょう。


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