2つの精神的ストレスを知る
起立性調節障害と関わりの深い、身近に存在するストレスとは
1. 家族内ストレス
家族の存在は、子どもの成長に多大な影響をおよぼします。衣食住をともにし、長い時間を一緒にすごすため、よくも悪くも子どものストレスの原因になりやすいのです。
『親子関係』…コミュニケーション不足による信頼関係の希薄さ、両親の小言、反抗期にともなう親子間の対立など
『兄弟関係』…不仲、親から比べられること。年長の子が我慢を強いられるのもストレスになる。
『夫婦関係』…両親が不仲で会話がない。父親や母親の悪口をそれぞれ聞かせることなど
『離婚・再婚』…離婚や再婚を理解できない子もいる。家族と別れたり、新たな家族が増えたりするのがストレスになる
『喪失体験』…大切な家族を亡くしたり、ペットを失ったりするほか、宝物のような存在を失うこと
『虐待』…過度な体罰や暴力によって心身ともに傷つけられる。生命の危険もある
『ドメスティック・バイオレンス(DV)』…父親が母親を殴る暴力行為を目にしたり、自分が受けたりする。
2. 学校内ストレス
学校は、ときに重大なストレスを生む場となります。勉強やスポーツの成績だけでなく、学校行事、部活動、そして交友関係など、あらゆる場面でストレスを感じています。
『勉強』…成績のよしあし、試験の結果などはストレスになりやすい。成績優秀な子どもでも、ストレスを抱えていることが多い。
『部活動』…練習での巧拙や、レギュラー争いなどの競争はストレスになる。先輩や後輩との付き合いもストレスになりやすい。
『人間関係』…クラスメートや遊び友達との仲間意識が強くなると、仲間はずれを恐れて気を遣い、強いストレスを感じる。
『イベント』…学校行事など、人前で何かをするときに極端に失敗を恐れる。ささいな失敗を引きずるのもストレスになる。
以上のように、起立性調節障害をや悪化させないために、子供のストレスには十分な注意が必要です。そのうえで、起立性調節障害に詳しい専門家に早い段階で相談してストレスを取り除くことが早期回復につながっていきます。
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